life is crazy だけどamazing

だから楽しいんじゃない?

同い年の彼らに出会った。

多分これを書き上げる時には千秋楽を迎えているであろう舞台「いまを生きる」(10/12)のざっくりとした主観100パーセントの感想です!!

当方TravisJapan七五三掛龍也のオタクです。

 

 

レポとか全くないです。Twitterで収まらない感想をそのままダダ漏らしてるだけなのでまとまらないです悪しからず!!!

 

 

 

 

 

 

全体の流れについて

 

今回の舞台に私は1公演しか行っていないので(JKお金ない)先に映画と小説で予習してから行きました。大まかなストーリーに変更はなく、大筋残してコンパクトにまとめたのかなーという感じ。多分私は原作見てなかったらついていけなくて辛かった。

初日に衝撃の幕間なし2時間10分との報告があり、たしかに区切りもつけがたい舞台ではあるなあと思いつつ、幕間を作ることができたならもうちょっといろいろ出して欲しかったなーというところはある。七五三掛担だからだと思うけどクリスとのパーティーのシーンは見たかった!!!わがままが過ぎるけど!!!

しかし2幕とかあったら尻が死んでた…どうにかならんのかあの椅子…

 

セットの作りはシンプルで好きだった。私の席がドドドド上手で死角が大量発生しちゃってたのはあれだけど、、、生徒役が脇にずっといるのも良かった。

 

 

 

 

役者さんについて

 

プロってすごいなーーー!!!ととても感じました。動き、セリフ、表情の1つ1つに感情が載っているように見えました。

 

佐藤隆太さんのキーティング先生は原作を見て感じたキーティング先生とだいぶ近かったように感じました。教育者として、生徒の前に立つ立場としていつも変わらずにそこにいてくれる。ウェルトンアカデミーの長い歴史の中で言えば彼の学生時代も教師時代も短いもので、不変の歴史の中にたまに入ってきて排除されるべくして排除される異端のような存在だけど、そこに影響を受ける人がいる。それが良いことが悪いことかは分からないけれど。

ニールへの助言。あそこは「キーティング先生どうにかしてよ!!」と思ってしまう場面だった。けど先生だって助言が正しかったかどうかあまり自信がなかったんじゃないかな、とその後のシーンで感じました。

多分彼は「奇才」だったんだろうな。。。

 

大和田伸也さん演じるノーラン校長。こちらはこちらでさすがの迫力…

私が現在、学生をしているからか、ノーラン校長に対しては「あー!こういう人いるー!!」という気持ちが強かった。校長の言い分は間違ってない気がしました。人間としてどうか、と言われれば少しいろんなものに囚われすぎている気はしましたが、従来のやり方で全て上手くいくのに、変える必要なんてないわけで、規律で縛り付けておくのが1番効率もいいわけですよ。校長としての立場もあり、実績も親の期待もあるからこそ、校長にも葛藤があるんだろうな、とも思いました。単なる悪役とは少し違った気がした。

 

・そして冨家規政さんのペリー氏。冨家さんのTwitterが毎度毎度暖かくて暖かくて…

本編ではペリー氏の「車で来た」の意味について盛り上がってたけど、私の解釈は「(お前のことを心配して)車で来た」という意味。なるべく早く、というニュアンスで受け取った。それが束縛でもあるし、ニールにとってはとても重い足枷になってたことはまた事実だけど、ペリー氏の方だって息子が可愛くないわけじゃない。息子に良い人生を歩んで欲しいと望んだ結果があれだと思った。一流の大学を出ればたくさん儲けられて楽に暮らせる。演劇が嫌いだからやめさせたのでも、息子をいじめたかったわけでもないんだなと私は感じました。

1つ気になったのは「母さん」の立場。原作でも母親に関する情報はあまりなくて(たしか自宅のシーンに登場してセリフが二言くらいだった気がする)ニールの行動と「母さんに恥をかかせる」はどう結びついているんだろう…無理やり結論を出そうとすると、父親よりは母親の方が世間体を気にしてるのかな…とか、それくらいしか思いつかない。

 

・そしてクリス。なぎちゃんのクリスが可愛くて可愛くて…自担が告白した相手だとかどうたらこうたらの前にとにかくかわいい。あんなのみんな惚れるぜ…

クリスは物語の中で前情報が多くあってからの登場なので客側にもある程度クリスのイメージが完成された頃に舞台に出なければならない役で、ぴったりだった。容姿はもちろんのこと、ことにノックスがメロメロになるにぴったりだった。クリスは教師や親たちとはまた違う視点からウェルトンの生徒たちについて冷静な目を向けているようで、物語に立体感を出してくれるような存在なのかな、と思っています。

 

さて生徒役の皆さん。6人まるごと仲よさそうで日々楽しそうなのがたかとくんはじめ3人のSNSを通じてたくさん見られました。ありがとうございます!!!

 

・トッドは物語が始まるきっかけを担った生徒。永田くんの演技がすごくて…(語彙力)

背中を丸めてビクビクしているトッドから、目を輝かせて笑い合うトッドまでの変化が不自然に見えない。

生徒たちに変わるきっかけを与えたのはトッドなのではかな、とも思います。特にニールにとっては大きな存在だったと思うし、トッドにとってもニールは特別。誰よりも自分の詩を聞いて欲しかった相手はニールで、部屋で詩を見ながらニールを待つシーン、ニールが自分のしたいこと(演劇)を成し遂げた後、トッドにも自分のことを包み隠さず詩にできた。その手伝いをしたのは紛れもなくニールなのに、1番聞いて欲しかったニールはもうそこにはいない。

校長室に呼ばれたときには物語冒頭のトッドに戻っているように見えて、そこも苦しくなりました。

 

・次にミークス。ノックスとミークスのコンビがとにかく可愛くて大好きです。天使と天使の戯れ。私たちが見ちゃっていいのか…せいしゅうくんには七五三掛担として頭が上がりません。。。

トッド以外の5人はそれぞれにウェルトンで生き抜くための技、まあ処世術のようなものを身につけているように見えました。そのなかでミークスはなるべく目立たないように、溶け込むように、波風立てずに過ごす、いわば最強のモブキャラとしての自分を確立させていったのかな、と思います。自分から俺が俺がと出て行くわけではないけどその場の雰囲気を和らげられる人、だからこそ6人の中に必要だし、きっとニールがいなくなってもトッドのこともキャメロンのことも気にかけてくれそう。本当にいい子。

これでは考察でも感想でもなくただの親である

 

・そしてダルトン。しゅんじくんいけめんすぎてわたしはもうだめです。いやーーービッックリしたなんだあのイケメンは。

ダルトンはクラスによくいる破天荒なタイプに分類されると思います。でもあくまで分類であって、実際のところはなんというかやっぱりウェルトンの生徒なんですよ。キーティング先生がいなかったら彼はそれなりにやり抜いて卒業していたんだろうな…とも思います。彼も苦しかったんだろうな…それまで自分の中でバランスを保っていた「ウェルトンの生徒として」と「十代の少年として」の自分が急な環境の変化で崩れてしまったような気がしました。

彼とて頭がいいので、「何をしたらどれほどの罰をくらうか」くらい予想がつくはずで、だからこそ新聞に死せる詩人の会の記事を載せたとき、罰則はちゃんと受けたんだと思います。超えてはいけない線をギリギリ踏まないところの識別が上手。だからキャメロンを殴ったら退学になることくらい分かっていたはずで、だけど一方であそこでダルトンがキャメロンを殴ってくれたからトッド、ミークス、ノックスは何もしなくて済んだのかもしれない、もしかしたら3人のうち誰かがキャメロンを殴っていたかもしれない。そんな自己犠牲のようにも見えました。

ダルトンのこと大好きすぎてつい長く書いてしまった

 

 

しめちかんちゅといまを生きるについて

 

何となく分けてみました。分ける意味はあまり見出せていませんが…

 

・はじめに七五三掛くんのノックス。(の、って打つとノックスが予測変換一発目なくらい日々ノックスノックス言ってる)

ノックスの立ち位置としては話題転換が第1の役目のように感じました。物語を途切れさせることなく話を変えるのがとても上手だったししめちゃんっぽかった。生徒の(というか他男性陣の)中で唯一恋をしている役柄のノックス、若さの溢れる恋でキュンキュンしました。(舞台の内容とかけ離れていく感想)

他の生徒役と分け隔てなく仲良し(^ ^)な印象が強いです。その後ウェルトンに残された4人の関係性をマイルドに保ってくれそう。

ノックスには「若さゆえの危うさ」みたいなものを1番感じました。思いつきで動いてるのとはまた違うんだけど、意見を吸収する能力が高くて素直だからか、「あ!こうすればいいんだ!!」みたいなノリで不安定なことを考えてしまう。みたいなものでしょうか…??

いつもニコニコしていて声を張りあげることもせずに口を開けばクリスの話…なノックスだから最後のシーンで机の上に立って叫ぶところが本当に苦しかった。顔をぐしゃぐしゃにしてあんな……

感情に任せた「愛してる」は客席から声にならない悲鳴が聞こえました。私もしかり。あれはずるい。私はなぎちゃんみたいに可愛くないのでせめて生徒に混ざって「クリース!」ってからかいたかったです。

 

 

・続いてうみんちゅキャメロン。稽古場へ行くのが辛いとかひとりでいるとか雑誌で言ってて「うみちゃん大丈夫か?」「溶け込めてるか??」「仲良くできてる?たのしくやってる???」とそのへんの心配ばかりしていましたが、そんな必要なかった。。

正直あまりうみんちゅの演技に期待はしてなかったんですけど、まじでごめんナメてたわ!!!!めちゃくちゃ上手で何1つ心配することなんてなかった。キャメロンの生き方はいわゆる「ウェルトンらしさ」なのかなと感じる部分が多くて、規律を大切にするところも、その規律を破る程度も、大抵歴代の在校生はあんな感じなのかな、とも少し思いました。「らしい」という表現がキャメロン本人を苦しめることにもなると思うけど、彼だってニールを失ったことが悲しくないわけじゃない。仲間を捨てたくて行動をとったわけでもない。どの観点で見るかで行動が正しかったのかどうかは全く違うと思うけど、どちらにしてもその後幸せになってほしいです。

観劇後キャメロンに「幸せになってほしい」「孤立してないといいな」という感情を持って、「悪役にしない」ってこういうことか、と気がつきました。わたしがこう感じた理由の1つが最後の教室でのシーン。3人が机に立つなか1人だけ最後まで立つことはないんだけど、ずっと厳しい表情で下を向いて、たまに潤んだ目で、目だけで前を向いていてグッときました。(急激な語彙力の欠如)

 

・最後に宮近くんのニール。

ニールに関しては見た人それぞれで全く意見が違うと思います。私の中ですらいくつかの人格が全く違うことを考えています。

ニールは立ち位置的にはずっと絵に描いたようなクラスの人気者。成績優秀、行動力と勇気を備え、おちゃらけた一面を持ち、厚い人望がある。誰がどこからどう見たって「完璧」の一言。

そんな役割でいることに苦労が見えなかったので、気付いた時からこういう立場にいたんだろうなーと思いました。一方でクラスメイトからも教師たちからも「完全無欠である」と疑いもなく信じられているからこそ自分を追い詰めた部分も多いはずです。

完全人間の彼にとっての大きなコンプレックスは父親に逆らえないことであり、演劇と出会うまでは「自分の本当にしたいことが分からない」ことでもあったのかな、と個人的には思います。というか「自分のしたいことをする」という選択肢を持っていなさそうだった。

第1回の会のとき、最後にニールが読んでいた詩、「僕が運命の支配者だ」と読むときの表情がそれはそれは生き生きとしていて、でも「思い出した!」とか「そうそれ!(そうそれ)」とかではなくて「新しい価値観に出会った」みたいな雰囲気に私には見えた。

生徒といるときと父親と対面した時では顔つきが全く違ったのもすごいなぁ、と思いました。そういうところはやっぱりトッドと似てるんだよなあ…ニールとトッドは性格真逆に見えて結構タイプが似ている気がする。私個人の超解釈になるんですけどニールとキャメロンも昔からすごく仲が良かったんじゃないかな、と思っています。キャメロンがあの行動を取らざるを得なかったのもそのせいかもしれない。お互いに尊敬しあっていたんじゃないかな…

夏の夜の夢のシーンは原作を見てからずっと楽しみにしていました。劇中劇っていいですよね。パックを演じているときのニールには少しの不安と、それを上回る希望が見えました。仲間の前でステージに立っているという誇りもあり、きっと先生が自分の姿を見て認めてくれるとも信じていたと思います。演劇に出ることを決めて以来命をかける覚悟ではいたと思いますが、このシーンの時はまだ悲劇的な結末はニールには浮かんでいなくて、ふつうに寮に戻って(多少のお咎めはくらったとしても)ふつうに生活するつもりだったような気がします。

それが一転。それまでの「生きていたい!!」という希望から「人生を終えてしまいたい」という願望に変わってしまった。彼としては、命を絶つとか絶たないとかではなくウェルトンに居続けられない、芝居を続けられないとしたまた時点で人生は終わったも同然だった。勘が鋭くて勉強もできるニールだけどキーティング先生の教えを理解するには未熟すぎて、父親に反抗するには弱すぎた。

自分が死んだら5人がどうなるか、キーティング先生がどうなるか、ニールには分かっていたはずで、けれど死を選んだ。それは彼の中では自分もすでに死んでいたからじゃないのかな、と思います。

 

 

 

 

 

 

まとまりがなくてすみません。実際問題まとまってません。感情のままに書いたらこんな感じになってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今高校生で、ニールたちとほぼ同い年です。

5年後に見ていたらまた解釈は違ったと思いますが、とりあえず、今の私が感じたのはこんなところ。この時期に、この作品と出会えてよかったなあと思っています。

 

 

 

 

あーーーもう全然締まらない!!

無理やり締めます!!!!!

 

お疲れ様でしたっ!!!!!!!!!(投げやり)